みなさんこんにちは。出雲消防署本署 高度救助隊です。
令和5年2月9日、島根県消防学校(松江市)の訓練施設で火災救助訓練を実施しました。
この訓練施設は、建物内で実際に可燃物を燃焼させ、実際の火災現場に近い濃煙熱気下を再現することができるものです。
訓練では、まず、火災の初期における煙の流れと、形成されていく熱の層を体験し、さらにその熱を赤外線カメラ(熱画像直視装置)を活用して可視化し火災の性状を確認しました。
そして、火災現場を想定した消火・救出訓練を行いました。この想定訓練では、赤外線カメラを活用して煙で視界がきかない建物内へ進入し、火災室と要救助者(逃げ遅れ者)の検索、室内温度管理や消火のための効果的な放水、要救助者を救出する活動を実際の火災さながらに行いました。
刻一刻と状況が変化する火災現場において、大切な生命と財産を守るため「安全・確実・迅速」な活動ができるように今後も研鑽に努めて参ります。
みなさんも、引き続き火災予防に努めていただきますようお願いいたします。